犬の皮膚病で使用できるシャンプー

 

犬が皮膚病のときに使うシャンプーとは?

犬が皮膚病になってしまったとき、シャンプーはどうしたらいいのでしょうか? 皮膚病で、肌が痛んでいるので、シャンプーをするとさらに、お肌を痛めてしまいそうな気がします。皮膚病の場合、肌を清潔に保つ必要があります。獣医師の先生からとめられていないのであれば、適切なシャンプーを使って皮膚を清潔に保つ必要があります。

 

 

犬が皮膚病の際のシャンプーにもとめられる特性とは?

犬が皮膚病の場合、いわゆる普通のシャンプーを使わないのが賢明です。普通のシャンプーは、被毛を美しく保ち、また被毛の汚れをよく落とすことを念頭に作られているものだからです。汚れを落とす性能が高いと、お肌への刺激が強い、お肌の油分を奪ってしまう、ということが起こります。したがって、汚れを落とす性能は、ほどほどで、

 

(1) お肌への刺激が少ない
(2) お肌の潤いを保つ

 

という、シャンプーが皮膚病の場合、使うべきシャンプーとなります。少し特殊なシャンプーとなるので、そこらのホームセンターのようなところでは、このようなものは販売されていないかもしれません。少なくとも、何にも考えずに人間用のシャンプーを犬に使うようなことはやめましょう。

 

 

犬に人間用のシャンプーを使ってはいけない!

人間でも皮膚のかゆみを感じることがあるように、被毛におおわれた犬でも皮膚病になることがあります。使っているシャンプーによっては、皮膚病の症状を悪化させることにもなりかねません。少なくとも、犬に人間用のシャンプーを使わないでください

 

 

犬と人間は違う動物です

まず、気をつけなくてはならないのが、人間と犬とでは、根本的に異なる動物であるということを飼い主がしっかりと認識しなくてはならないという点です。最近では、室内で飼育されている犬も増えていますし、人間と同じ居住空間で暮らしているため、一年を通して、快適な温度で生活している犬も少なくないでしょう。また、人間が着るように、衣服を着せているケースも珍しくありません。しかし、人間と異なるのは、やはり、全身を被毛であつく覆われているという点です。つまり、服に頼らなくても、普段から毛皮を身に着けているようなものです。一部の毛のない種類を除けば、ほとんどの場合にあてはまることですから、皮膚の状態も人間とは異なります。ですから、間違っても、人間用のシャンプーを使うことのないように注意が必要です。

 

 

犬に人間用のシャンプーを使わないこと

人間用のシャンプーにも、さまざまなタイプがあります。人間用に作られているのだから、安全で安心な原材料が使われていると思われがちです。たしかに、たいていの場合には、問題なく使用することができるといえます。でも、人間でも、肌が敏感な人には、刺激になって、かゆみやかぶれを生じる場合もあります。ですから、できれば、ペット(犬)専用のシャンプーを選んで使ってあげたいものです。

 

 

犬にとって、ヒト用シャンプーの問題点とは?

しかし、人間用であっても、たとえ専用のものであっても、肌のトラブルになるケースもあるので、特に皮膚病になっているような状態では、専用の商品でも安心はできません。市販の商品には、見栄えをよくしたり、使い心地をよく感じさせるための、さまざまな工夫がされていることがあります。時には、それらの添加物が肌の刺激になることもあります。たとえば、着色料がそのひとつに挙げられます。わざわざ色をつけなくても、色がついていなくても商品の使い心地にかわりはないといえます。それなのに、着色しているということは、少しでも商品を魅力的に見せようという意図があってのことでしょう。でも、それらが、肌の刺激になってしまう可能性も否定できません。

 

 

保存料は入っていない方がいい?

保存料などについても、人間用の商品では、無添加などと謳われていることも多いものです。保存料が含まれていないというのは、一見すると、体に良いような気もすることでしょう。しかし、保存料が入っていないかわりに、保存に気を遣わなくてはならないという問題が出てきます。夏などの暑い時期に、常温で放置しておいたり、浴室など高温多湿になる環境に長い間おいておくと、品質が悪くなって、腐敗してしまう可能性さえあります。人間用であれば、毎日髪を洗う人も少なくないでしょうから、商品の消費もはやいかもしれませんが、犬用となると、それほど頻繁に使う可能性も人間ほど高いとはいえないので、どうしても保存しておく必要が生じてきますから、保存料に関しては、もちろん、含まれていない方が肌には安心なのですが、保存という面から考えると、ある程度は必要なものといえるでしょう。その場合には、少しでも肌に負担が少ないといわれているものを選ぶようにしたいものです。

 

 

香料の問題

香料などが肌に刺激となる場合もあるので、皮膚にトラブルがある場合には、避けたい成分のひとつでもあります。しかし、この点についても、特にペットの場合には、臭いが気になるものですから、どうしても香料が配合されているものを選んでしまいがちです。そのような場合には、天然オイルなどが配合されているタイプを選ぶのも選択肢のひとつといえるでしょう。エタノールなどが多く使われているものは、肌がさっぱりするのですが、同時に、肌にとって刺激となる場合も多いので、皮膚トラブルがある場合には注意したいところです。

 

 

シャンプーの皮膚トラブルが起きても犬は何も言わない

また、かゆみなどが起こっていないと飼い主が感じていても、ペットは人間の言葉を話すことができないため、人間に症状を話して伝えるということが不可能です。そのため、飼い主が知らないうちに、かゆみなどのトラブルが起こっている可能性もあります。そのような場合には、普段から皮膚の状態を気をつけて観察する習慣をつけておくとよいでしょう。地肌が乾燥してカサカサしていたり、皮膚がめくれていたりするような状態や、フケが多いようなら、皮脂を奪いすぎているといえるので、使っている商品の見直しをすることも大切です。せっかく良い商品を使っていたとしても、シャワーの温度が高すぎることでも、皮脂を奪いすぎることにもなるので注意しなくてはなりません。野生の犬にとっては、お湯というのは日常生活にはないものですから、人間のように毎日お風呂に入る必要はありませんから、人間とは違う生き物なのだと理解して接していくことが大切です。